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[ss]真冬の夜の夢? 3


飲み会中~
堂上が戻った後の話です。
vs小牧です。

小牧は聡いので好きです(笑

まだ上官部下時期
県展後、革命前(12月末)

* * * * *



最近の飲み会で、一度帰ると堂上は戻ってこない。
まぁ、大抵は一次会が終わってから帰るからなんだが。
今日はみんな最初っからペースが早く。荒れ気味だった。

県展の後味の悪さもそれに伴う稲嶺司令の辞任も何もかもが最悪で。
みな口には出さないが、今ここに居ない玄田隊長の回復を祈りつつ、暴れている状態だ。

あの、飲めない笠原さんでさえ、ぐいぐい飲んでる。
あれは、自殺行為っていうんだけどね。

「おい。お前、止めとけよ。始まって30分で寝る気か!?」
「いいじゃない! この状況が飲まずにいられますかってのぉ~」
「止めとけって・・・食えよ少しは・・・」
「手塚邪魔~~~~・・・・」

くて・・・・。

「あ~あ、やっぱり寝ちゃったね」
「寝ますよ。こいつ何を思ったのか。マッコリをコップ2杯ですよ。」
「あ~、最初口つけた時に『甘酒みたいに甘くておいしぃ~』って叫んでたから・・・」

堂上が戻ってくると郁はすっかり寝ていた。
「なんだ、もう寝たのか? 何か食ってたか? こいつ・・・」
「いえ、何も食ってないと思います。空きっ腹にマッコリ2杯いきましたんで、起きないと思われます」

堂上は少し考えた後、立ち上がるといつものように笠原さんをおんぶし出て行く
「笠原を寮に戻してくる・・・」

そのいい方は戻ってくるってこと?
「頼むよ」

今日は皆が荒れている。飲み方も酷いが、様子も酷い。
昔々の飲み会だ。先輩達も笠原さんがいると自制しているようで、、笠原さんを見てはため息をついていた。
『そこまでして、したいの?』俺はそう思ったが、そうまでして暴れたいのかもしれない。。

「おれ、ここまで弾けてる飲み会始めてかもしれません・・・」
「あ~、そうだね。手塚は笠原さんと一緒に参加してるから、おとなしめのしか見てないよね」

今まで、笠原さんがいたから弾け方も80%減だったが、今、リミッターが解除された。
たぶん、昔の飲み会が始まる。

「ま、手塚は理性が働くと思うから、巻き込まれないように気を付けてね。。。先輩達、剥きにかかるから」
「む・・・剥き? ですか?」
「そう。。。自分の彼女でも剥いてりゃいいのに。。。何を好き好んで男を剥くかなぁ」
手塚がぎょっとする。。。
「こ・・・小牧二正でも・・・そんな事いうんですね」
「え? そんな風に見えてた?」

小牧が人の悪い笑顔をむけた。にやり。

「轟二正~~~~~~、手塚にタスクフォースの飲み会洗礼受けさせてくださ~い。あ、笠原さんなら、堂上が連れ帰りましたので~大丈夫ですよ~」

「!!!!!!!!!!!!!!!! なんですか! 洗礼って!!!」

「ま、男子特殊部隊員なら、誰でも通る道だよ。。。誰でもね。。。。まぁ、恨むなら笠原さんを連れていっちゃった堂上を恨みな」
ま、洗礼って言っても、飲まされて、剥かれて、踊らされるくらいなもんだけど・・・

よっしゃあ、久々にやるかぁ! そんなかけ声と共に上半身裸の先輩達に手塚が連れ去られた。



手塚の洗礼は1時間ほどで収束し、ほどなくして、よれよれの手塚が小牧の元へと戻って来た。。。
「おつかれ~手塚・・・」
「小牧二正~ひどいですよ。。。あんなのに。。。」
「ん~~~? 笠原さん以外全員やられてんだよ。手塚もやらなきゃでしょ? 調度よかったんじゃない? 堂上も居なかったんだし・・・」
それは、堂上に見られなくてよかったということだろうか?
「堂上いたら、堂上も剥かれてるもん。あいつ、助けに入っちゃうからさ。。。何度か巻き込まれてたよ」
そういうことか・・・・。
「それにしても堂上、遅いね。あの言い方だと戻ってくると思ってたのに。。。そのまま、帰っちゃったのかな?」
それでも、まだ飲み会自体はあと1時間半はある。
「まさか、堂上、送り狼になってるってこと・・・ないよね?」
「!まさか! 堂上二正に限ってそんなこと! しかも、それって相手、笠原ってことですよね? 有り得ません!」
「どうして有り得ないのさ。手塚だって見てるだろ? 堂上がどれだけ、笠原さんを大事にしてるか・・・」
大事にしてるからこそ、送り狼なんてならないか・・・・。


そう思っている所に携帯がなった。
画面を見ると珍しく柴崎さんからだった。俺に?

彼女の声は怒りに震えているのが判る。
誰に対して怒っているのか、堂上? 堂上ならもう戻ってこないんじゃ・・・・
柴崎さんと話をしている間に堂上が戻って来た。

柴崎さんは堂上と話をしたいと言う。

戻って来た堂上は暗い。
堂上を呼び止め、自分の携帯を堂上に渡す。
「相手、柴崎さん」
堂上の目に動揺が走った。
手短かに何かを伝えた堂上は俺に携帯を戻すと再び外に出て行った。


「堂上二正どうかされたんですか?」
「う~ん。何かあったのかなぁ。柴崎さんからの電話だったんだけど、結構怒ってたよ、声。緊急事態って言ってたし。。。」


堂上の様子と証拠の残った顔。状況を把握出来れば答えはおのずと導きだされた。
「う~ん。。。ここでおしゃべりするネタじゃないなぁ。。。」

二次会で聞き出すか・・・そっとしておくか。。。
結構悩みどころだなぁ。。

それにしても堂上。。。お前、そんなキラキラした口して戻ってきたら、先輩達にバラしてるようなもんだぞ。。。
ま、これも付き合い長いし、おせっかい焼いときますか。。

小牧は堂上に短いメールを出した。
『お前の口、いつからそんなにキラキラしたの塗るようになったの?』

「堂上二正、また帰って来ませんね・・・」
「あぁ、そうだね。あれからまた随分経ったね」
再び堂上が外に出て20分は過ぎていた。

それから10分後、『いつもの』堂上が戻ってきた。

「悪い、遅くなった」
堂上の前髪が濡れていた。
『洗って来たのか・・・・』

一応、軽く突っ込んどくか、何も訊かなかったら訊かなかったで怪しいだろう。。
「何かあった? 笠原さん送るのに、どんだけかかってるんだよ・・その間に手塚は例の洗礼済ませちゃったよ」にっこり。
「お!お前! あれ、させたのか!?」
「堂上二正~~~~。やられちゃいました~~~~~~」
「てづか? お前・・・酔ってるな?」
「いえ、そんなには。。。でも、小牧二正が轟二正に『飲み会洗礼うけさせろ』って・・・」
「あぁ~~~・・・やられちまったもんは・・・仕方ないな。。。まぁ、もう次はないさ。お前が乗らなきゃな」


「ハ~イ堂上。お前すっかり酔い覚めてる?? 飲め! お前には訊きたいことが山程できたんだ。二次会で聞き出してやるから、今は飲め!」
「小牧・・・お前も出来上がってるな?」
「ん? 俺はいつも通りだよ。 まぁ、柴崎さんの電話で一瞬さめかかったけどさ。。。お前の顔みてたら。。。飲まずにいられるかってね」
「小牧二正。何かありましたか?」
「手塚も二次会くる? 俺達三人だけでいこうよ。そのほうが都合いいでしょ? 堂上?」
ふぅ~
「お前のそのいい方は絶対に来いってことだよな」
「さすが、よくわかってるじゃない」
再度深いため息をついた。
「手塚もくるのか?」
「え?? ええぇっと・・・」そのいい方は来ないでくれということだろうか。。。
「堂上、、、俺と2人っきりのほうがいいの?」
「変な言い方するな! 気色悪い!」
「大事な事だから、居た方がいいかなって思ってたけど? 逆だった?」


堂上はそのまま、むすっと黙り込み、黙々と酒を飲んでいた。

時間が過ぎ、次に行く。
小牧がいい店があるからと、連れて行った。

その店は小料理屋で、夫婦2人で営んでいる店だった。
余り広くない店内は2階があり、そこは一部屋だけの個室だった。
注文は内線で、店の人は料理を持ってくる時しか来ない。
「1時までしかやってない店だけど、それで充分だろ?」

ここに来ても、結局酒だけを飲み、最初のお通しのみである。
お店の主にも申し訳ないので・・・幾つかの料理も頼む。

堂上は黙々の飲み、小牧はそれに付き合っている。

それに耐えきれなくなったのは手塚だった。

「あ・・・あの・・・・」

「ん? あ~ごめんねぇ。まだ尋問に入る準備してる所だから、もう少し待ってくれる?」
「じ・・・尋問ですか?」
「そ、尋問。あぁ、手塚。今日はちょっと覚悟しといたほうがいいかもよ?」
「覚悟!?」

その会話も聞こえているはず。それでも、堂上は黙々と酒を飲み、どんどん2合徳利が空けられて行く。

10本ほど空けた頃、小牧が話を切り出した。

「で、堂上。もうそろそろいいかな?」
堂上は黙っている。
「笠原さん送ってって、狼になっちゃった?」
ぶほっっっっっっっ
吹いたのは手塚で、堂上は眉間に皺がよった。

「さっき、帰って来た時、笠原さんが塗ってたグロスと同じような輝きしてたよね? 堂上の口・・・」

手塚の眼差しは堂上で固定されている。
「だからなんだ! お前らには関係ない話だ!」

「まぁね。プライベートな部分だからね。俺らには関係ないよ。でもね。問題は柴崎さんから電話があったということさ」
小牧の表情にはいつもの笑みはない。
「別にね。男女のことだから、何が起こってもおかしくはないし。犯罪にならなければ、俺達にはまったく関係ない」
ただね。
「もし、その行為が笠原さんが納得してないことだとすると、見逃す訳にはいかないんだけど。堂上」


「俺が、お前らに話す事は何もない」


それだけ言うと、堂上はそれ以上の事は何を訊かれても答えなかった。


続きまする。

いつもよりも短めになりましたが。
堂上さん側でもバレバレですね。。。
どうなるんでしょうか。。。
まだ、もうちょいR18には突入しませぬ。。
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