スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

すききす8


約7ヵ月ぶり・・・っす。
降って来たというか見切り発車というか。
郁ちゃんが動いてくれたので、書きます。

郁 × 手塚 × 堂上 + 小牧 ・・・ 戦争の頃

* * * * *

私は誰でもいいって訳じゃない!
流されてる訳でもないはず!!

なのに、どうしてこんなことになってんの!?

えっと・・・キスってその・・・こんなに簡単にするもの?

いや、確かに海外では、マウスtoマウスのキスでの挨拶もある。
でも、それは親しい間柄。家族とか恋人とか・・・のはず。

特殊部隊事務室でふっと・・・そうなにげにふっと考え込むことが増えた。
そして、それを堂上班でない、誰かに注意を受ける事が多くなってしまった。
それは、考え込む時は誰もいないことが多いからなんだけど・・・。

「笠原、どうした? お前最近溜め息ばかりついて。上官に相談とかしないのか?」
「え? あ、緒方副隊長・・・」
溜め息手前の息が漏れる。
それを見ていて、緒方は『重症だな・・・』とこちらも気付く。

緒方の耳にも手塚のことは入っていた。
だが、手塚のことだけではないらしいこともちらっと耳に挟んだ。

堂上の様子がおかしいのだ。
笠原の溜め息の原因は堂上のことかもしれないと事務所内ではもっぱらの噂だ。
吐く息がすべて溜め息になっている笠原は、思いっきり不満そうだったのだが、困惑している風でもあった。

「業務中に話す事ではないので・・・」
ようやく帰って来た返事は真っ当なもので、
「いつもだったら、こういう時は小牧辺りが相談に乗ってくれてたんじゃなかったか?」
緒方の”俺はなんでも知っている”風な問いかけに郁もオドロキを隠さないまま
「・・・今は、小牧教官も微妙というか・・・」
「お前ら何やってんだ・・・」
「はぁ・・何やってんでしょうね・・・」

今の所、業務的には何も支障はない。
堂上班の中がぎくしゃくしてるというだけで、それ以外は何事もなく進んでいる。
先日、堂上が手塚を殴ったという事が起きたが、それも当人同士で話は済んだということで、これといった表だったお咎め的なものはなかった。

ただ、その件から後、笠原の溜め息が増大した。

「笠原、今晩付き合え」
「はい?」
「お前は飲めんが、こういう時は、ちょっと飲んで溜め込んでるもん、すべて吐き出しちまえ」
「なんだか、緒方副隊長が、進藤一正のように見えます」

ぺちんと軽く叩かれ、「課業後、着替えて正門前・・・そうだな・・・時間は1830だ」
「わかりました!」
と郁は反射で復唱し、敬礼までつけた。
「よしっあ、念のため、班長には言っとけ。わかったか?」
「え!? 言ってくんですか!?」
「何かやばいのか!?」にやりと・・・緒形のめずらしい表情だが、にやりと笑いを浮かべると
「そうかぁ・・・俺でも、そういう風に見られることもあるのか・・・」と人の悪い顔をしていた。
「へ!?」何を言っているのか一瞬わからなかったが、気付き、思いっきり訂正を入れる。
「いえいえいえいえいえいえいえいえ・・・・副隊長がそんな!!!」
「これでも、俺も隊長も独身なんだがなぁ・・・」
「いや、だからって・・・私ですよ!?」

ふっと笑いを吹き出すと
「そこらへんも今晩聞いてやる。ちゃんと伝えとけよ。後でうるさいからな」
「了解しました・・・」
プライベートでどこへ行こうと私の勝手ではなかろうかと思いつつ、後でうるさいってなんだろう?
なんて疑問に思いつつ、渋々了承した。

課業終了間際、緒方が郁の元にやってきて
「笠原、ラフすぎない格好で来い」
と言葉だけ残して去って行った。
「え!? ラフすぎないって・・・・」と聞き返した時にはもうおらず、郁は困惑した。

「あれ? 笠原さん、今晩出るの?」
「えぇ。緒方副隊長に誘っていただいて」
「え!? 次、緒方副隊長!?」
「ちょっと待ってください! その言い方変です! 違います!そういうんじゃないんです!」

そこにやってきたのは、進藤。
「いやぁ・・・緒形も独身男だからなぁ・・・笠原、気を付けとけ〜。あ、その気があるなら、下着は着替えて行けよ」ニヤリ

「な〜〜〜んで、そうなるんですか!! 思いっきりセクハラですよ!!」

郁は珍しく速攻で日報を書き上げ(これと言って事件も事故もなく、穏やかな一日だったことも功を奏して)班長印を貰い、事務室を後にした。

「堂上は知ってたの?」
「あぁ、緒方副隊長からも聞いてたんだが、笠原からも報告が来た」
「報告って・・・」
「緒方副隊長が俺に言ってから来いって言ったんだそうだ」
ぶふっっ
親でもあるまいし・・・
「俺達じゃ、笠原さんの悩み訊いてやれないって判断かな・・・」
「・・・・たぶん・・・そうだな・・・」

妙に神妙になった堂上と小牧をもっと深刻な顔して手塚が見ていた。
「だが」
そこにまだ残っていた進藤が爆弾を投下した。
「いや、マジで緒方も独り身の男だしなぁ・・・なにが起こっても別に悪くはなかろう?」
なんて言葉を残すものだから、、、

堂上班三人はそそくさと業務を終らせるべく、手を動かした。
手塚が日報を提出すると、三人は事務室を出た。


緒方が戻って来たのはその直後。
「おめぇも人が悪いな。緒方」
「何もしてないぞ? 相談にでも乗ってやろうってだけだ。お前が焚き付けたんだろうが」
「で、どこに連れ込む気だ?」
「あ? 普通に隣町の飲み屋だ」
「は? じゃなんて、格好を指定したんだ?」
「ラフな格好して来られたら、相手が俺だと不釣り合いじゃないか?」
「そりゃあ。考え過ぎだろう?」
「スーツ系だったら、仕事の上司と部下ってみえるだろうが」
「うわっっ見えるけどよぉ、それのほうがいかがわしい匂いがしねぇか?」
「そうだったか??? う〜〜ん・・・じゃあ、場所変えるか? ま、でも、相談事を聞き出すんだったら、静かな所のほうがいいかもしれんな・・・」

「お前でも、そんな所知ってたんだな・・・」
「まぁ、これでも彼女はいたからな」

ふんっと笑った顔は満更でもない顔をしていた。



続きます。
ってか続いた。ココにきて、緒方登場。
玄田でもなく、緒方。うわっっ。どうなるんだ? 郁ちゃん。。。


関連記事
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。